シェアビジネスにはどのようなカテゴリーがあるか

シェアビジネス

シェアビジネスとは

シェアビジネスとは、個人が保有している遊休資産を貸し出すことにより、普段使っていない資産で新たな価値を生み出すことを言います。シェアリングエコノミーとも呼ばれるこの経済システムは、インターネット、特にスマートフォンの普及によって急速に成長しています。GPSを使えば位置情報を気軽に把握することができるので、サービスを提供した人と、サービスを受けたい人を簡単に結びつけることが可能になったからです。

カテゴリー

シェアビジネスにはいろいろなカテゴリーが存在します。今回は代表的な「空間」「スキル」「移動」「物」の4つのカテゴリーについて、具体的にどのようなサービスが行われているのかチェックしてみましょう。

空間

まず「空間」のシェアについてです。「空間」のカテゴリーで注目されているのが民泊でしょう。民泊とは、旅行者などがホテルや民宿などの宿泊施設ではなく、一般の民家に宿泊することを言います。日本でも注目されている民泊ですが、まだ法律との兼ね合いもあって、十分に普及しきれていない現状があります。

しかし都市部での宿泊施設不足を解消する手段として非常に効果的だと考えられており、法律がどのように民泊サービスをカバーしていくのか、今後の動向について注意していく必要があると言えるでしょう。近年では単に泊まる場所を提供するだけではなく、田舎での農業漁業体験や、古民家体験、ゲストハウスなど、プラスアルファの価値を付与した民泊サービスも登場し、人気を集めています。

民泊だけではなく、会議室や店舗の空きスペースなど、長期的に使っていないスペースを有効活用することも、「空間」のシェアビジネスでは可能です。週末休業する企業の会議室や、平日の結婚式場など、時間帯や時期によって閑散期があるスペースであっても、そこを使いたいという人を見つけることができれば有効活用することができます。

オーナーが登録すれば、ユーザーが自分の目的にあったスペースを申し込むことができる、というのがシェアサイトの一般的な形です。利用上の細かい注意点のやり取りなどは本人同士が行いますが、利用代金は運営が代行してくれるので金銭トラブルを回避することができます。

「空間」のシェアは「部屋」だけではなく、空いている月極駐車場や個人の駐車スペースなど、「駐車場所」をシェアするサービスも登場しています。また、手荷物を預かってくれるサービスも「空間」シェアの一例と言えるでしょう。このサービスを利用すれば、コインロッカーを探す必要もなく、手ぶらで旅行先を観光することも可能です。

スキル

「スキル」のシェアビジネスとは、労働力や個人技能など、人手や能力を貸し借りすることです。「空間の」シェアビジネスと同様、多彩なサービスが展開されています。

「人を雇うほどではないが、少し手伝ってほしい」というときに重宝するのがこのサービスで、「手伝ってもらいたいこと」と「自分が提供したい能力」をマッチングさせることになります。サイトでは家事手伝いや家具の組み立て、ペットの世話など、さまざまな依頼が提供されています。

「スキル」のシェアビジネスで特徴的なのが、手伝ってほしい側だけではなく、スキルを提供する側からも情報を掲載することができるという点です。これによって依頼者側と提供者側がより簡単にマッチングできるようになります。

「スキル」のシェアビジネスは日々のちょっとしたお手伝いだけをカバーしていると思われがちですが、実はそうではありません。インターネットを通じた外注やクラウドソーシングも、立派な「スキル」のシェアと言えるでしょう。日本では現在、長期労働を基本とする労働スタイルの見直しが日々叫ばれています。仕事と人を結びつけるシェアビジネスは、大きな可能性を秘めていると言えます。

移動

「移動」のシェアリングは非常に知名度が高いカテゴリーです。近年日本に登場したものに、短距離ライドシェアがあります。ユーザーがアプリで現在地と目的地を登録すると、登録ドライバーがそのリクエストを受理。ユーザーを現在地でピックアップし、目的地に送迎するというサービスです。

お金のやり取りはその都度行うのではなく、ユーザーが事前登録しているクレジットカード決済で行われ、ドライバーへの報酬はまとめて行われることになります。ドライバーは使っていない自分の車を有効活用することができ、ユーザーはタクシーを捕まえるよりも安価で車移動することができるのが大きなメリットです。メールアドレスなどの個人情報が公開されることがないため、女性でも安心して利用できるのもポイントです。

ライドシェアは日本国内で勢いを増しているサービスですが、無許可タクシーとして違法に当たるのではないかというタクシー業界からの反発も受けています。今後どうなるかは分かりませんが、政府による規制緩和が行われれば、更なる市場拡大が期待できる分野です。

「移動」のシェアには、他に同じ目的地に向う人同士をマッチングする「相乗り」サービスや、レンタカーやレンタルサイクル感覚で車や自転車を貸し借りするサービスなどがあります。

「物」のシェアは国内でも盛んに行われています。その起爆剤となったのがスマートフォンによるフリマアプリです。スマートフォンアプリを通じていらなくなったものやハンドメイドの品を自分で値段を付けて出品、それを見て欲しいと思った購入者が購入します。

10代の若いユーザーも多いことから、値段の交渉や品物の状態確認はユーザー同士が行いますが、トラブルを回避するためにお金の管理は運営側が行います。支払ったお金も直接出品者に届くのではなく、一旦運営を経由することになります。このシステムは現在運営されているフリマアプリの多くで採用されており、これによってトラブルを未然に防ぐことが可能となっています

フリマアプリの他に、アパレルのレンタルサービスも人気です。月額費を払うだけで洋服やバッグ、靴を送料無料でレンタルすることが可能に。新しい服を次々に着たい、服は欲しいが保管スペースが限られているという若い女性のニーズにマッチし、人気となっています。

まとめ

シェアビジネスのカテゴリーとして、「空間」「スキル」「移動」「物」をピックアップして紹介しました。シェアビジネスは新しいビジネススタイルであるため、まだ法律が追い付いていなかったり、改善点が多かったりと課題もあります。しかし新たなビジネスモデルの基軸となる可能性を秘めており、今後ますます広がっていくことが期待されています

The following two tabs change content below.
pro

pro

都内のIT系企業に勤めながら副業でライターをやっています。 趣味は始めたばかりのゴルフ。

ピックアップ記事

関連記事一覧

ABOUT

東京のベンチャー企業で働くアラサー男子です。好きなものは音楽とウーロンハイ。今を生き抜くためのカギ、“副業”についてのアレコレを発信していきます。