起業を志す方への「7つの質問」

起業

この記事を読んでいるのは、「起業」に興味のある方という仮定でいくつか質問をします。
これからの質問に答えるのはあなた自身です。
もし、質問に対して答えられなかったら、起業は諦めて下さい。
これからの質問の答えを用意出来ていない人は起業に向いていません。
今の会社なり仕事を続けて、そこで結果を出して下さい。
それでは質問です。

【質問1】なぜ起業を思い立ちましたか?

起業を考える人は、現状の仕事に不満がある場合がほとんどです。
では、仕事の何が不満なのでしょう?
収入?仕事の内容?それとも、人間関係でしょうか?
もし、起業を志すきっかけが現状への不満だけなら、起業は止めておきましょう。
必要は発明の母ですが、不満からは何も生まれません。
起業を志すなら、独立したい、好きを仕事にしたいといった目的を明確にして下さい。
起業は目的への手段に過ぎません。
仮に独立したいという目的のために起業しても、独立起業したその日に目的を失っています。
では、なぜ独立するのか?という理由付けが必要になります。
独立して起業しなければならない強力なモチベーションもなく、勢いだけで起業しても長くは続きません。
起業する理由をよく考えて、起業はその理由を具体化する手段であると考えて下さい。起業の先に見える成果、結果を目指してそこをゴールとするために、起業という選択肢を選ぶのが正しい起業のスタートとなります。

【質問2】好きなことや出来ることを人に誇れますか?

イラストが好き、不動産関連(例:宅地建物取引士、不動産鑑定士)など稼げる資格を持っている、資格を活かして将来働きたい。
今あなたが持っているスキルや将来取得したい資格を周囲の人に説明して、その説明を聞いた人たちが納得するようなら、起業という選択肢は間違っていません。起業しようとするなら、その事業の実現性、継続性について考慮する必要があります。市場調査や商圏など様々な要素もあります。
まずは、起業しようとする内容が明確になっているか?周囲にそれを認知させられるか?が第一のハードルになります。
起業へのハードルはいくつもあるのです。

【質問3】市場のニーズはありますか?

起業・開業するにあたり、マーケットリサーチは必須です。
ネット空間であれリアル世界であれ、市場のニーズのない所にビジネスは成り立ちません。スマホの画像編集アプリも、「自撮りをキレイにしたい」、「インスタ映えしたい」といったニーズがあったからこそ現在のような流行があります。
ニーズのない市場で起業しても、その先はありません。

【質問4】市場にライバルはいますか?

市場のニーズがあっても、競合他社があれば熾烈な戦いが待っています。
ライバルと市場で競争しても勝算のあるビジネスで起業しようとしていますか?
競争に勝ち抜く方法を知っていますか?
独自のアイディア、競争力のあるサービスがないと勝算はありません。
徒手空拳では起業出来ません。精神論では、事業は行き詰まります。

【質問5】市場を開拓出来ますか?

ここでいう市場開拓とは、マーケットリサーチでも競争力のあるサービスでもありません。
イノベーション(革新的)に溢れたアイディアがあれば、全く新しい市場を開拓する事が出来ます。つまり、ニーズのない市場からニーズを創り出し、ライバルのいない市場を創り出す起業の仕方もあるのです。
Apple社のiTunesというサービスは、それまでの音楽流通を根本から変えました。
CDという媒体ではなく、データという実体のないモノに音楽を変え、CDショップではなくインターネットから音楽をダウンロードするという全く新しい音楽の流通形態を創り出しました。
iTunesによって新しい音楽の市場が生み出されたのです。
ポケモンGoは、それまでデジタル、仮想空間で完結していたゲームにキャラクターを捕まえるのにも攻略アイテムを入手するのにも、現実世界を歩き回らないといけないルールを取り入れる事で、全く新しいゲームの世界観を創り出しました。
現実世界に実存する歴史的な建造物や場所、看板や石像、石碑などのリアルと、ゲームの世界での重要な拠点(ジム)として設定する事で、現実世界とゲームの仮想空間をリンクさせたのです。
こうしたイノベーションにより開拓された市場は、Appleと任天堂(ナイアンティック)の独占となり、ライバルも当初いません。
このため、2社はファーストペンギンとして大きな利益を上げたのです。
個人の起業でここまで大掛かりなイノベーションは難しいかも知れませんが、人のやっていないサービス、商品は大きな市場を創り出します。

【質問6】起業にパートナーはいますか?

独りで起業するなら、営業、製造(または流通)、売上回収、財務管理と事業を支えるバックヤード業務まで独りでこなさねばなりません。
バックヤード業務に人を雇えば、人件費がコストとして発生します。そのコストを回収出来るだけの売上は見込めますか?
起業するという事は、今まで組織の誰かがやってくれていた業務も自分で管理しなければなりません。
独立起業を謳って、コンビニエンスストアのフランチャイズに参加したけれどアルバイトが集まらず店長自らレジに立つ、という事態もあり得るのです。パートナーも信頼のおける人材でなければ、起業の苦労を分かち合う事も出来ません。
起業は孤独な事業でもあるのです。

【質問7】資金・知識は充分ですか?

起業にはお金が必要です。実店舗を用意する、備品、消耗品、宣伝費、光熱費、回転資金。
起業には知識が必要です。開店にあたって法務局への届け出、管轄省庁への認可手続き、期末の決済、人事労務規定。
それらを起業前に全て準備するか、スタート後、走りながらでも間に合うのか。
起業にあたって資金と法整備などに関わる知識を充分に準備して下さい。

起業を志す方へ・問い直す事

ここまで7つの質問をしました。
起業にあたって準備すべき情報、または起業を志すきっかけを問い直してみました。
全ての質問にパーフェクトに答えられれば、起業にあたって大きな問題はないでしょう。
もし、質問に答える中で少しでも不安や疑問を感じたら、起業を思いとどまってもう一度考えて下さい。
起業が失敗した時、何を失うか?やり直す事は出来るのか?
起業は大きなリスクを伴います。リスクを伴うからこそ、得られるリターン(成果)もあるでしょう。
リスクとリターンのバランスを冷静に考えた時、勝算ありと判断できれば起業に踏み切るべきです。
今いる組織からの独立起業、得意分野での起業、本業と平行しながらの副業としての起業と様々なスタイルがあります。
どのスタイルで始めるかはあなた次第です。
勝算のあるビジネスをスタートさせるのにチャンスを逃さないよう、準備を周到にしておきましょう。

起業を志す方へ・もうひとつの起業スタイル

最近、起業に新しいスタイルが生まれています。
起業を志す人と起業スピリットを持つ人材を求める企業のマッチングサービスです。
現在の仕事を辞めて(あるいは仕事をしながら)、起業の準備を始めるスタイルが主流でした。
この新しいマッチングサービスは、現在の仕事から一度転職をして、転職先企業で独立起業のための準備・勉強をサポートし、起業へと後押ししてくれるのです。
転職を受け入れる企業にとっては、意欲のある人材を短期間だけ確保可能で、起業を志す人にとっては仕事を辞めるリスクを軽減し、起業を学ぶ期間が得られます。
何より、辞職による収入が途絶える、というリスクがないのが最大のメリットになります。
この起業転職をサポートするサービスは、ベータ版でスタートし徐々に実績を挙げています。
起業の新しいスタイルと言えます。
起業を志す際に参考にされてはいかがでしょう。

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東京のベンチャー企業で働くアラサー男子です。好きなものは音楽とウーロンハイ。今を生き抜くためのカギ、“副業”についてのアレコレを発信していきます。