せどりで副収入を得るには?

副業

せどりとは

せどりとは、安価で手に入れた掘り出し物を転売して利ざやで儲けを出す商売のことです。元々は米の競り売りに由来する言葉でしたが、古本屋業界における抜き買いを指す言葉として定着しています。

これはより高値で転売するために、同業者から古本を仕入れる行為です。本の背表紙を見て取り出すことから背取りという当て字が使われている他、同業者と竸って手に入れるという意味で競取りと表記されることもあります。

せどりについては本のみならず、CDやDVD、ゲームなどの分野でも盛んに行われています。また、家電や玩具など状況によってプレミア価格のつく品目も対象となります。

具体的なやり方

具体的なせどりのやり方について、古本を例にして説明していきましょう。

仕入れ

まず最初に行うのは、安価な本を多数販売している大型の古本チェーン店を巡って古本を仕入れる作業です。元値が高すぎると転売時の価格が高くなりすぎてしまうため、100円均一などのセール品を狙うようにします。

こういったセール品の中には希少価値の高い古本が紛れ込んでいる場合があり、侮れません。大型のチェーン店は沢山仕入れて大量に売ることで利益を得るというビジネススタイルが採用されているため、一つ一つの本の価値まで細かくチェックしていない実情があります。こうして見過ごされた古本を見つけることが仕入れにおける目的です。

ただし、せどりの仕入れがしやすい大型のチェーン店には同業者が多数潜んでいるため、ライバルに先駆けて良い古本を確保しておくことが重要になります。また、店舗の中にはせどり目的の購入を嫌う所もあるため、できるだけ長居をせずにそれとはわからないように素早く行動することも必要です。

仕入れの際に希少価値の高い古本を見つけることができれば、その分高額で売ることが可能となりますが、まとまった額のお金を稼ぐためにはそれなりの冊数を仕入れなければなりません。一店舗だけでは十分な仕入れをすることが難しいため、状況に応じて複数の店舗を回る必要があるでしょう。

価格設定

価値ある古本を仕入れたら、仕入れ値よりも高い価格をつけます。ここで大事なのは、購入者がためらうほどの高額に設定しないということです。あらゆる市場価格が網羅された大手の古本サイトを見ると、大体の相場がわかります

その他、インターネットオークションの出品価格を参考にするのも有効です。

転売作業

商品の価格を設定したら、実際に売る作業に入ります。転売方法には様々なルートがあり、最も手軽なのはインターネットを使った方法です。

具体的には大手の古本サイトに登録して販売したり、インターネットオークションやフリーマーケットサイトに出品するといった方法があります。ただし、古本サイトで販売する場合には古物商の許可申請が必要です。

これは古物営業法で定められており、管轄の警察署で申請することが可能です。申請書と一緒に住民票や誓約書などが必要になるため、事前に用意しておきましょう。また、申請のための費用もかかります。申請が通るまでに時間がかかるので、余裕を持って手続きを進めることが大事です。

インターネットオークションやフリーマーケットサイトの場合は、出品数が少なければ古物商の申請は不要となります。その他にも特定の分野に特化した専門的な古本屋に持ち込んで買い取ってもらうという方法もありますが、言い値が通用しないためいくらで買い取ってもらえるかはわかりません。実店舗で売る場合には、事前に品揃えと価格を見てその店がどのような古本を求めているのか推測しておく必要があるでしょう。

大事なこと

仕入れルート

せどりは古本に限ったものではなく、仕入れルートが確立できればあらゆる品目に適用することができます。仕入れ先として人気なのはリサイクルショップですが、インターネットオークションやフリーマーケットサイトから購入することも可能です

ただし、こういったサイトで購入した場合は同じサイトに出品することができません。サイトによっては、転売禁止がルールとして定められているからです。そのため、別のサイトに出品したり、実店舗に買い取ってもらうなど販売方法を工夫するようにしましょう。どうしても落札したサイトで転売したい時には、しばらく時間を置くなどの配慮が必要です。

知識と教養

せどりで求められるのは、その品物に対する深い知識と教養です。本当の価値を知っておかないと売れない商品を仕入れてしまったり、的外れな価格をつけてしまったりして商売が上手く行きません。

例えば、古本一つにしても様々なジャンルがあります。全ての分野に精通するのが難しい場合には、一つに絞り込んで十分に研究を重ねておくようにしましょう。

また、品物の価値は市場の状況によって簡単に上下していきます。そのため、常にアンテナを張って動向を見守る姿勢も必要です。時代の変化に左右されず常に高い価値を持つ商品を押さえておく一方で、その時のブームによって一時的に価格が高騰している商品を探すなど、品物によって取り扱い方を変えることも大事です。

これだけは譲れないという得意分野を一つ持っているだけでも、仕入れがスムーズに行きます。その商品に関してマニアと自称できる分野があれば、趣味と実益を兼ねてせどりの仕事ができるようになるでしょう

資金

せどりの仕事をする上でもう一つ大事なことがあります。それは、始める前に十分な資金を用意しておくということです

せどりは仕入れた品物が高値で売れて初めて儲けが出る商売ですから、まとまった量の仕入れができなければ副業と呼べるほど稼ぐことができません。また、仕入れ場所によっては交通費がかかることも考えられます。

売れる物が見極められるようになるまでには仕入れで失敗することも多く、その分余計にお金を使うことになります。せどりの目利きになるためには試行錯誤を繰り返しながら感覚を掴む必要がありますから、そのための学習費用として割り切ることが大事です。準備のための費用が乏しい場合には、できる範囲で仕入れて転売をするという方法もあります。

そうして貯めたお金でより大口の仕入れに備えます。本格的なせどり営業ができるようになるまでに時間はかかりますが、初期費用をできるだけ抑えたいという時におすすめです。

The following two tabs change content below.
pro

pro

都内のIT系企業に勤めながら副業でライターをやっています。 趣味は始めたばかりのゴルフ。

ピックアップ記事

関連記事一覧

ABOUT

東京のベンチャー企業で働くアラサー男子です。好きなものは音楽とウーロンハイ。今を生き抜くためのカギ、“副業”についてのアレコレを発信していきます。