ミレニアル世代と副業の関係って?

副業

ミレニアル(millennial)とは「千年紀の」という意味を持つ単語であり、1980年代から2000年代初頭(2003年頃)までに生まれて2000年以降に成人・社会人となる世代をミレニアル世代と呼びます。この世代の大きな特徴としては、インターネットが普及した環境で育った最初の世代「デジタルネイティブ」であるということです。1970年代以前に生まれた世代よりも比較的情報リテラシーに優れていて、他者の多様な価値観を受け入れる姿勢が柔軟であり、仲間を大切にする傾向にあるとされています。

ミレニアル世代と副業

加えて、この世代は副業を行っている割合が非常に高いという報告もあります。アメリカの大手求人・求職サイト「キャリアビルダー(CareerBuilder)」の調査によると、ミレニアル世代は9〜17時以外の時間帯、つまり業務時間以外も働いているという結果が出ました。

つまりはその時間外は副業をしているということであり、その職業はベビーシッター・家庭教師や、ブロガーやウェブデザイナーなどバラエティに富んでいるとのことです。もちろん、アメリカと日本の就業時間や習慣などに差があるため、一概には言えませんがそれでもミレニアル世代が副業を行っている確率は高いでしょう。

SNSの存在

なぜデジタルネイティブ世代が副業を行う割合が高いのか、その理由として考えられるもののひとつが、インターネットの普及によって生まれたSNSの存在です。これまでの世代は新聞・テレビや雑誌・書籍が発する情報の受信が、情報源の中心でした。

しかしSNSが発展した現代では、情報の収集や発信を自らの力で行い、さらに選択するのが今後のスタンダードとなりつつあります。これに素早く対応しているのがデジタルネイティブである、ミレニアル世代というわけです。

時間帯や国、性別や年齢、社会的な立場を飛び越えて色んな価値観を共有することで、SNSはより楽しむことができるような仕組みになっています。デジタルネイティブ世代であるミレニアル世代は、過渡期にあったインターネットテクノロジーと一緒に成長していき、自然と身についていったと考えられるでしょう

また、この世代はバブルの崩壊の後の世代であり、一元的な幸せの価値の崩壊を肌で感じている世代です。20〜30代で結婚して子供をもうけ、マイカーとマイホームを持ち、60代に定年退職をして年金で安泰に暮らす、という神話は崩れ去りました。それを痛感しているため、前時代的な「仕事のために生きる」という画一的な人生観に、きちんと疑問を持っています。

「お金を稼ぐための仕事」ではなく、「生きがいとしての仕事」や「生きる意味」をちゃんと考えている世代です。これらの新しい価値観は、これまで何かしらの機関の検閲を通過して一方的に発信されたテレビや新聞・雑誌などでは、培うのは困難でしょう。

SNSやブログなど、完全にチェックの目がないとは言えないまでも、発言の制約が極力下げられた環境下で自由に発せられた、「生の声」を受信してきたからこそです。ワールドワイドとは行かないまでも、色んな生き方や働き方、人生の楽しみ方があるというグローバルな視点をインターネットから得ているのも、この世代の強みでしょう

金銭面

もちろん、副業をしているのは金銭面が理由であることも否定できません。バブル崩壊に加えて相次ぐ不況、不景気に次ぐ不景気や不安定な雇用は過去最低とも言える状況です

さらに、年々下がる年金の受給額や税金の増額、物価の上昇ともなれば本業の他に収入源を、と求めるのは自然な話と言えます。不景気に重なりますが、就職難の対策として大学進学をしたがゆえの、奨学金・学生ローンの返済に追われているという点も副業を始める動機になるでしょう。

前向きな気持ちで

少し後ろ向きな話ばかりしましたが、副業を前向きな気持ちで始める方は非常に多いです。現在の本業に加えて収入を増やし、趣味などプライベートな時間を豊かにしたい、将来への不安をなくしたいという方はどの世代でも当てはまります。

本業を辞めた時に別の業界に移るための準備として副業を始めたり、キャリアアップのために副業をスタートするなど、転ばぬ先の杖や手玉を増やす目的の方も多いです。より良い仕事や職を求めて転職する際も、副業を通じてさまざまな経験や業務歴を積んでおけば、キャリアアップや転職に非常に有利にもなります

メリット

ミレニアル世代が副業を始めるのに有利な点は、先述の通りデジタル環境に明るいという点です。今や大企業は広告・宣伝だけでなく、マーケティングの場所をインターネット上に移行しつつあります。人々も自ら情報を探してその内容の精査をする時代になっています。そういった時代の流れを敏感につかみ、流行に乗って楽しむことのできる世代が、これからどんどん成長して成功していくと言えます。

そして、何より「やりたい事をやっている」という人は強いです。お金のためだから、仕事だから仕方なくやっている時と、好きで好きでたまらない事をやっている時では、同じものを作ったり作業したりしていても、格段に精度や消費される時間に差があるはずです。

もちろん、仕事だからつらい事や大変な事が多いのは当然なのですが、それでも天職と呼べる職業に出会えたらどうでしょうか。好きなこと・興味のあることだからどんどんアイデアが湧いてくるし、夢中になって作業をこなしていたらあっという間にできた、面倒な作業も好きなことだから特に苦痛に感じない、といった毎日であれば夢のようでしょう。

最後に

副業を始めるということは、こういった職業に就くための前準備を行う段階作りとも言えます。注意点としては本業に影響が出ない範囲の仕事を見つけなければなりませんが、その探索している時間も楽しく思えたらしめたものです

見つけたものがたとえあまり収入がない副業だったとしても、「本業の他に好きなことをやっている」という満足感が、心に余裕を生みます。本業にも良い形で余裕が生まれ、これまで以上のポテンシャルを発揮できるようになった、という方も少なくないです。人生の二足のわらじは、いつから始めても遅くはありません

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都内のIT系企業に勤めながら副業でライターをやっています。 趣味は始めたばかりのゴルフ。

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東京のベンチャー企業で働くアラサー男子です。好きなものは音楽とウーロンハイ。今を生き抜くためのカギ、“副業”についてのアレコレを発信していきます。