副業時代到来。新しい働き方「ギグエコノミー」とは

副業

会社に勤める以外にも様々な働き方がありますが、ギグエコノミーもその一つでしょう。

ギグエコノミーとは

ギグエコノミーは2015年ぐらいから米国など海外でよく使われるようになった用語です。ギグとは元々単発の音楽ライブを意味する言葉ですが、ここでのギグは単発の仕事という意味なので、個人がインターネットを通して単発の仕事を受注する働き方のことを指します。インターネットを通した働き方というとネットに関係する仕事、プログラマーやWebデザイナーなどが主流のように感じるかもしれませんが、ネットを仲介することで請け負う仕事であれば宿泊施設の仲介者や便利屋などでもギグエコノミーの働き方の一つになります

米国でのギグエコノミー

米国ではギグエコノミーのためのマッチングサービスが行われており、車の配車サービスを手掛けているUber(ウーバー)やLyft(リフト)、業務代行全般を請け負うことができるTaskrabbit(タスクラビット)が有名で、副業ではなく本業としてやっていけるほど稼いでいる人もいるほどメジャーなサービスです日本では米国のように実際に個人が派遣されるサービスはそれほど浸透していませんが、分かりやすい例をあげるとクラウドソーシングを利用して仕事を受注している人は多少の差はあるとはいえギグエコノミーの働き方をしている人になります

UBER(ウーバー)

移動ニーズのある利用者とドライバーをマッチングさせる配車サービス。タクシーに加え一般人が自家用車と空き時間を使って他人を運ぶという特徴があり、現在70カ国および地域の450都市以上で展開しています。

TaskRabbit(タスクラビット)

便利屋のような仕事をアウトソーシングするためのネットサービス。依頼主は個人から企業と様々で、内容は家具の組み立てから事務作業までと様々です。

Airbnb(エアビーアンドビー)

保有する住宅や物件を宿泊施設として登録・宿泊したいというニーズをマッチングさせるプラットフォームを提供するサービス。同サービスは2008年8月からリリースされ、現在192カ国33,000の都市で80万以上の宿を提供しています。

BreezeWorks

仕事が欲しいフリーランスと仕事を依頼したい依頼者をつなげるプラットフォーム。特徴としては利用料金が定額であり、仕事ごとに仲介料が発生しない点です。

Amazon Home Services

Amazon.comが開始した家まわりのメンテナンスサービス。従来のAmazon同様、様々なサービスが注文でき内容も家の掃除から各種レッスン等様々です。特徴としては作業満足を満たせば料金を払えばよく、満足いかなかった場合は再作業もしくは返金となる点です。

非正規労働者

ギグエコノミーは、会社に勤めることなく個人で依頼を受けるので一般的にいうと非正規労働者の分類に入りますが、だからこそ個人の能力を存分に発揮することができ、非正規なので副業としてできる範囲で働くということも可能です。さらにこのマッチングサービスしか利用してはいけないということもなく、やりたい仕事やサービスの得意分野によって自分で使い分けていくことができます。

他の副業、例えばアルバイトなどは時間が決まっているので、どうしても縛りが生まれてしまいます。しかし、ギグエコノミーは自分の働きたいタイミングで仕事を受注して仕事の量も自分で考えることができ、時間に追われながら副収入を得るということがありませんし、少なからず自分のやりたい仕事で稼ぐことになるのでモチベーションも保ちやすいです。

スキルがない場合

スキルがなくても副業がしたい、本業に加えて外で働きたくはないけど副収入は欲しいという場合でも何とかなってしまうのが、ギグエコノミーの面白いところで良いところでもあります

例えば特別なスキルがない場合、買い物代行サービスや家周りのメンテナンス作業などいわゆる家庭に関わる代行サービスを行う方法や、荷物を届ける配送サービスなど誰でもできるが需要が高い仕事を行えば良いのです。実際に代行サービスのためのマッチングサイトも出来ているので個人で受注することも難しくはないでしょう。仮に普段は会社で事務作業を行っているのならば、それも一つのスキルであり、それを利用してデータ入力業務などを受注出来るので仕事の幅は広がりますし、本業で使えるスキルを身につける機会を作ることもできます

あまり働きたくない場合

副業はしたいけどあまり働きたくない場合は、民泊などを含めた空き部屋の仲介サービスという手があります。民泊というと自分で場所を用意する必要があるので初期費用や管理費などを含めた元手がかかりますが、仲介ならば自分で宿泊場所を提供しているわけではないので元手は必要ありません。

日本でのギグエコノミー

しかし、忘れてはいけないのはギグエコノミーは海外で生まれた文化であり、日本ではまだ新しい文化なので浸透しきっていないことです。海外のギグエコノミーは配車サービスを利用すればタクシー運転手ではなくても車の運転手の仕事を請け負ったりすることができますが、日本では法律の関係上行うのは難しい仕事ですし、企業の人間ではない個人が派遣されて顔を合わせ依頼することに抵抗感がある人もいるでしょう。

同じ値段でスキルは個人の方が上だとしても、企業に属している人間であるという信頼に勝つのは難しいものです。また、賃金の面でも個人で非正規労働者として作業するというのは少なからず軽視されがちなので、会社に依頼されるものと同じ作業を同じクオリティー・時間で行っているのに個人の方は賃金が安くされるなどのリスクが生じることも考えなければなりません。

難しいことがない代わりに請け負う仕事は賃金に見合っているか、リスクはどの程度あるのかという見極めが必要になってくるのが、今の日本でのギグエコノミーの働き方です。だからといって、閉鎖的で先がないわけではなく、少しづつですが確実に日本にも浸透していっているのは事実です

その最たる例は、買い物代行サービスと荷物の配送サービスです。買い物代行サービスというと限定商品を買うために代わりに並んでもらうなど限られた人が依頼をする代行業務でしたが、ちょっとした日常のものでも買いに行く時間がない、遠いので代わりに買って来てほしいという人たちを代行人と結びつけるサービスが始まっています。荷物の配送サービスは宅配業者が運びきれなかった物を代わりに配送車を使って届ける配送業務がそのまま個人にスライドしたものもありますが、車ではなく自転車や原付バイクなどで空いた時間に荷物を運ぶ、まさにギグエコノミーというサービスも誕生しています。

このように従来では一部のスキルある人がインターネットを通して仕事を受注するのではなく、それよりももう少しハードルが低いが内職のようにあまり収入が得られないわけではない絶妙な働き方がギグエコノミーの特徴といえるでしょう。そのため、副収入を得たいのにハードルが高く中々動き出せずにいた人でも始めやすい働き方ともいえます

まとめ

ギグエコノミーの優れた点をまとめると、時間に縛られることもなければ元手がかかるわけでもない、特別なスキルがなくても副業ができるということです。従来の方法での副業は時間に縛りがあったり、ある程度の元手が必要だったりしましたし、簡単なと言ってもちゃんと収入を得るには勉強をすることが必要でした。しかし、時代が進むにつれて収入の問題はどんどん広がりをみせているので副業を始める人も増えてきています。ギグエコノミーという働き方はそんな時代だからこそ生まれた働き方なのかもしれません。

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都内のIT系企業に勤めながら副業でライターをやっています。 趣味は始めたばかりのゴルフ。

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東京のベンチャー企業で働くアラサー男子です。好きなものは音楽とウーロンハイ。今を生き抜くためのカギ、“副業”についてのアレコレを発信していきます。