今の時代の副業にはエフェクチュエ―ションが必要!?

副業

ネットワークが発達し、パソコンやスマホ、タブレット等が普及し、今や小さな子供でさえ手軽に情報を取得できるようになってきた昨今、その情報の量はより膨大に、取得や発信までのプロセスはより速くなってきています。

そんな情報過多な現代では、これまでのマーケティングのセオリー通りに市場をじっくり調査し、予測していくという手法では、複雑に行き交う情報の中で目まぐるしく変化していく市場に適応することはできないでしょう。

そこで様々な企業団体から注目を集めているのが、昨今のデジタル社会に適応させたマーケティング手法「エフェクチュエーション」です

エフェクチュエーション

これまでのマーケティングの手法が、市場を細分化させ、顧客(ターゲット)を絞り込み、はっきりとしたコンセプトを確立していき、戦略的に予測を立てていくことに対し、エフェクチュエーションとは現状のリソースだけで小さく発信し、市場環境の流れに合わせて徐々に大きくしていくといったものになります

流動的に変化していく市場環境においては、予測し確立させるよりも、流れに合わせて作り変えながら、大きくしていく方が、顧客の需要に的確に応えることができます。もちろん、全ての市場でエフェクチュエーションが有効なわけではありません。発信者側の規模や、市場環境によっては戦略的に予測を立てる方が良い場合もあります。

インターネットを媒体とした副業

さて、話は少し逸れてしまいますが、本職の他にもう一つ副業をして稼ぐ人が増えてきています。副業は大抵の場合が個人であり、また本業程腰を据えることもできないため、特にインターネットを媒体とした副業をする人が増えています。

個人で何か新しいことを始める場合、企業のように一から市場を調査、分析を行い、予測を立てていくというマーケティング手法はあまり現実的ではありません。いくら情報が簡単に取得できるとはいえ、個人で処理できる情報には限度があるからです。

そこで先程述べたエフェクチュエーションです。まずは個人でも用意できるリソースから始め、それから徐々に手を広げていくのですこの記事では、そんな副業にぴったりなマーケティング手法、エフェクチュエーションの基本的な考え方を紹介していきます。

基本理念

エフェクチュエーションには基本的な理念が五つあります。成果を上げるためには、それぞれの理念に沿ったスキルを磨いていく必要があります。

Bird in Hand

まず一つ目の理念は「Bird in Hand」日本語にすると手持ち鳥の原則です。マーケターは、まず現状自分で用意できるリソースをどのように活用するか、それを優先的に考えていく必要があります。個人の副業の場合であれば、まずは自分一人で出来ることを考えます。

今はSNS等を用いれば容易に情報を広く伝達することができるし、デバイスやツールの発達により、そもそもリソース自体をそれなりに大きくすることができます。まずは自分の手の届く範囲で、リソースを有効に扱う方法を模索しましょう。

Affordable Loss

二つ目の理念は「Affordable Loss」許容可能な損失の原則といいます。これは自社がどれだけの損失を許容できるか見極め、その範囲内での行動を優先する行動原則です。マーケターは賭博者ではありません。

未来の収益を考えて行動するよりも、失敗時の損失をどこまでなら許容できるかを元に行動しなければなりません。副業も同じで、今自分にどれだけの余裕があるかしっかり自己分析し、失敗時に致命的な損失を被らないように行動するようにしましょう。

Patchwork Quilt

三つ目の理念は「Patchwork Quilt」クレイジーキルトの原則です。まずはできることから始め、そこで繋がることのできた人達と何ができるかということを考える行動原則のことをいいます。エフェクチュエーションの基本的な考えは、「今できることをやりながら徐々に広げていく」といのは掴めたと思いますが、それは外部との交渉でも同じことです。

最初は可能な相手から交渉を始め、その結果として形成された人との繋がりの中で何かできるか考え、次に繋げていきます。予め用意された予測に基づいて、交渉相手や参加するメンバーを決めていく今までの考えとは対照的なものになります。

Lemonade

四つ目の理念は「Lemonade」レモネードの原則です。これは偶然の出会いというのを大切にして、それを最大限に活用していこうとする行動原則のことです

三つ目の理念からの派生ですが、予め交渉相手を決めることのないエフェクチュエーションでは、予期せぬ出会いというのが沢山あります。それはつまり、自分にとって良い出会いはいつも唐突にやってくるというわけで、マーケターは常に良い出会いへの素早いアプローチが求められます。

Pilot in the plane

最後、五つ目の理念は「Pilot in the plane」飛行中のパイロットの原則です。エフェクチュエーションでは、常に変化していく市場環境に合わせて行動していかなければなりません

それは速さも大事ですが、変化に対する的確な対応を心がけていく必要があります。エフェクチュエーションという考え方では、目的地や空路が設定されている飛行機に乗る乗客ではなく、自らがパイロットとなって、機器の数値をこまめにチェックしながら操縦していく必要があります。

最後に

以上がエフェクチュエーションの基本的な理念となります。今やこの考え方は、マーケティングにおける基本的な戦略になりつつあります。特にリソースの乏しい企業や、副業などで何かを始めようとする個人にとっては、このエフェクチュエーションという概念を適切に扱えることが成功への鍵になっていきそうです。

とにかくまずは出来ることを始めてみることです。本業の傍らに行う副業ですので、そこまで身構える必要はありません。重要なのは柔軟性です。

一度始め、それが進んでいく中で変化していく事象に対して、また自分にできること、やりたいことを考えて次の行動に移していくことを繰り返していくことで、どんどん出来ることが増えていきます。

それを成功させるには、物事に対して常に思考を働かせることです。一度決めたことに拘らず、変化に対してどの行動が最良なのか、それは今の自分に果たして実行可能なのかという判断力が、これからの時代は求められていくことでしょう

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東京のベンチャー企業で働くアラサー男子です。好きなものは音楽とウーロンハイ。今を生き抜くためのカギ、“副業”についてのアレコレを発信していきます。