副業

副業とは収入を得る目的で行っている本業の他に従事している仕事のことです。ダブルワークや兼業といった類似している言葉もありますが、副業は本業がある人が、本質的に関連性のない仕事を行って稼ぐ行為のことを示します。

ダブルワークは本業と副業をすることを意味する場合が多く、しばしば常勤勤務で仕事に従事していない人が二つのアルバイトを掛け持つという意味でも用いる言葉です。

また、兼業については副業と少しニュアンスが異なります。兼業は本業を持っている人がもう一つ本業に近いと言えるようなレベルでもう一つの仕事を行うことです。

二つの仕事がほぼ同じように本業のような状況になっている場合を指すのが基本です。典型的なのが兼業主婦や兼業農家であり、主婦として家事を切り盛りしながら同じくらいの時間を使ってパートや常勤で働くというのが兼業主婦、農業を営みながらも会社に勤務するのが兼業農家となります。

副業として農家を営むという場合には平日は常勤で仕事をしていて、余った時間を使ってできる範囲で農作物を作って売っているという意味合いを持つのです。このように、副業は基本的には本業を行いながら、余暇を使って別の仕事をすることにより収入を得ることを意味しています。

副業には禁止されている職種もある

副業は必ずしも誰もが行って良いものではありません。本業に専念することが必要とされている職種の場合には副業を就業規則などにより禁止している場合もあります。典型的なのが公務員であり、国家公務員や地方公務員の一般職、特別職公務員の大半については原則として副業が禁止されているのが現状です。

国民のために公務に専念することが義務付けられている職種だからに他なりません。例外的に小規模な農林水産業や一定規模以下の不動産賃貸業、資産運用などによる副業については認められていることに加え、あくまで原則なので許可が得られる場合もあります。

一般企業や各種団体に勤めている場合も同様であり、原則として禁止されていることがよくありますが、状況に応じて許可されることもあるので副業をしたいときには職場に確認を取ることが大切です。

その副業、無理してない?

副業をしようというときには心構えが必要になります。余暇を使って仕事をし、収入にできなければ意味がありません。しかし、時間やエネルギーを費やしすぎて本業に支障が生じてしまうと、本業による収入が下がったり職を失ってしまったりするリスクがあります。

そのため、自分にとって大きな負担がない範囲でできる仕事を選んで取り組まなければならないのが副業です。副業を始める前に決めておく必要があるのが、どれだけの時間を副業に費やすかであり週末は全て使うのか、平日の夕方以降に取り組むのかといった形で予め自分に制限をしておくのが安全策になります。

そして、その範囲内でできる仕事の中から、自分が収入を上げられるものを選び出すのが失敗しないための基本です。

あなたに合った副業を見つけよう

副業として行われているものは多岐に渡っています。常勤で本業をしている人が別の仕事でアルバイトをするのはよくあるパターンです。平日の昼間に働くのが本業という人なら、土日だけ働いたり夜間にアルバイトをしたりすることができます。

土日に引っ越しや清掃などのアルバイトをしたり、夜間にバーやパチンコ店などで働いたりすることが可能です。シフトが自由になっていて義務付けられている勤務日数が少なく、勤務時間も短いものを厳選することが副業として行うためには欠かせません。

アルバイトの場合にはアルバイト先の方でも副業を禁止していないことを確認する必要があります。ある程度運用できる資産を持っている人は株取引やFX、投資信託やファンドなどによって資産運用をするのも典型的なものです。

このような取引は平日の昼間にしか行えない場合もありますが、利用する証券会社次第では土日にも対応してもらえます。
また、オンライン取引をすれば24時間体制になっているので本業を持っていても問題はありません。

資産運用のやり方に心配がある人でもラップ口座を使ったり、ロボアドバイザーを活用したりすることで効率的に副業ができるようになっています。

同様の資産運用の中でも注目する人が多くなってきているのが不動産投資です。レバレッジが大きい点でよく注目されているのが特徴であり、多くの人は中古のマンションやアパートを購入して賃貸経営により家賃収入を得ています。

その管理業務が発生しますが、不動産管理会社と提携すればほとんど管理業務を行わなくても経営を行えるようになっているのが現状です。

大きな借り入れをして長期に渡って返済していくという形になるのでリスクもありますが、良い物件を選べれば安定収入を老後まで得られるという点で魅力があります。

不動産投資には駐車場やコンテナなどを使ったものもあり、予算と余力に応じて不動産の種類を選ぶことが可能です。他にもソーシャルレンディングを使って資産運用をする人もいます。

お金を貸して事業に成功したら事業によって得られた成果を返してもらうという形で行える副業であり、現金を増やすのではなく資産価値のあるものを手に入れるという考え方で副業に活用されているのが特徴です。少額でも行いやすく、失敗しても自分の興味がある業界の成長につながるのが魅力とされています。

インターネットの流通によってオンラインサービスを利用することにより稼ぐという方法も広まってきました。代表的なのはブログやSNSを使ったアフィリエイトであり、成功している人の場合には月に数十万円も稼いでいます。

アフィリエイトではオンライン販売を行っている商品の販促のための記事を書き、その商品の販売ページへのリンクを張っておくという形が基本です。

それによってブログやSNSの記事を読んだ人がリンクをクリックして商品を購入すると収入になる仕組みが一般的になっています。

良い記事を書けると大勢のユーザーが商品を購入してくれて大きな収入を得られるのが魅力です。失敗しても損失が生まれるわけではないという点でも着目されています。クラウドソーシングを利用することも多くなってきました。

少し何かができるスキルがある人の場合には気軽に仕事を請け負って稼げるという点で魅力があります。簡単なゲームのテストを行ったり、ライティングをしたり、ゲームやアプリなどの作成を行ったりといった形で多様な仕事がクラウド上で発注されていて、それを自由に請け負って納品することで稼ぐというのがクラウドソーシングの仕組みです。

時間の余裕がどれだけあるかに合わせて適宜やりたい仕事を選べる点が魅力であり、時間の都合を付けながら可能な範囲で副業をして稼ぎたい人に人気があります。

土日を使って副業する人が増えている

一方、週末起業を行う傾向も強まってきています。本業を行っていても安定して土日などに休みが取れるのであれば、その間に行う事業を決めて起業して稼ぐことが可能です。

週末起業としてよく選ばれている仕事にはオンラインショップの経営や自分の趣味を使ったサービスの提供が代表的なものとなっています。

週末だけレストランやカフェを自宅で営業してみることも、便利屋を開いて仕事を柔軟に請け負うという形で働くことも可能であり、やり方を自由に決められるのが魅力として着目されている副業の方法です。

このように様々な副業がありますが、基本的には本業と合わせて行っていくことで負担にならないように、自分が興味を持てることを副業にした人がよく成功しています。

稼ぐことを目的とするとストレスが溜まってしまって本業か副業のどちらかが破綻してしまうというケースがしばしばあるので気をつけなければなりません。

注意したい税金関係

なお、副業によって収入を得た場合には確定申告をしなければならなくなるのが原則です。本業しかない場合には勤め人なら源泉徴収をしてもらえるので自分で納税する必要がありません。

しかし、一ヶ所にしか源泉徴収をしてもらえないので、二ヶ所以上に勤めている人は両者を合わせた所得に対して自分で納税を行わなければならないのが原則です。

また、一ヶ所に勤めていて、アフィリエイトや個人事業などで収入を得た場合にも同様であり、所得を給与所得や事業所得、雑所得などに分類した上で正しく課税額を計算して納めなければなりません。

年度末になるとこの作業が必要になることは念頭に置いておく必要があります。ただし確定申告をするときにどれだけ所得があるかについては慎重に計算する必要があります。

副業として行っている仕事のために使った費用があれば、それは所得から必要経費として差し引くことができるからです。
例えばアフィリエイトで稼ぐときに有料のブログを使っていて、アフィリエイトのためにしかそのブログを使用していないのなら月額利用料を経費として計上できます

厳密にはそのアフィリエイトの記事を作るのに必要になった電気代すら経費にできますが、自宅で行っている場合には按分を考えるのが難しいので無視するのが一般的です。

しかし、オフィスを構えてそこで仕事をしているというのなら、オフィスの賃貸料も水道光熱費なども全て経費にすることができます。

このような形で節税をすることもできるのは副業をする上で理解しておいた方が良い点です。経費として申告するためには領収書などの支出を示す証拠書類を全て残しておく必要があるので注意しておかなければならないでしょう。

まとめ

副業とは本業の他に稼ぐための仕事を余力のある範囲で行うものです。自分にどれだけ時間的にも体力的にも余裕があるかを確認した上で、稼ぐために何をするか考えて行う必要があります。

副業をするときには職場で許されているかどうかを確認すると共に、年度末には確定申告をしなければならなくなることも念頭に置いてから始めるのが大切です。副業として自分のやりたいことを見つけられれば人生を豊かにすることができる可能性があります。

ABOUT

東京のベンチャー企業で働くアラサー男子です。好きなものは音楽とウーロンハイ。今を生き抜くためのカギ、“副業”についてのアレコレを発信していきます。