副業の選択肢としての「UberEATS(ウーバーイーツ)」

副業

これまで、ほとんどの会社は就業規則等で副業を禁止していましたが、2017年11月に厚生労働省が政府の働き方改革として、会社員の副業や兼業を推進するガイドラインを提示しました。これまで、副業を認めている企業はわずか14%しかありませんでしたが、「労働時間以外の時間をどのように利用するかは、基本的に労働者の自由」とする裁判例を基に、所得の増加や将来の起業といったメリットがあるとの考えから、このようなガイドラインを作成したといわれています。

このガイドラインが認められた場合、会社員の副業が本格化することになるかと思いますが、それから副業を探し始めたのでは、おいしい副業はすでに他の誰かがやってしまった後で、なかなかいい副業を選ぶことができません。そのため、今のうちから副業を探しておくことが重要です。
そこで今回は、副業として注目を浴びている「UberEATS」についてご紹介します

UberEATS(ウーバーイーツ)とは

「UberEATS」は、スマホ一つで地元のレストランから食事を配達してもらうことができるデリバリーサービスです。これだけ聞くと、ただのデリバリーサービスですので、副業としての要素はなさそうですが、「UberEATS」では、登録されているレストランの従業員が料理をデリバリーするのではなく、「UberEATSの配達員」がお客様のご自宅まで料理をデリバリーしています
つまり、「UberEATSの配達員」こそが、副業になり得るのです。

UberEATSの仕組み

副業としてのUberEATS

「副業」というからには、本業の合間にできる仕事でなければなりません。これまで、副業といえば、内職や夜間のアルバイトがメインでした。一部の方はインターネットビジネスで副業を行っていましたが、それで満足できる収入を安定してもらうのは、ある程度の難易度がありましたので、多くの方にお勧めできるものではありませんでした。

しかし、どうしてもアルバイトの場合は時間が決められていますので、本業で残業しなければならない場合に調整を行う必要があったり、内職の場合は納期や納品数のノルマを達成しなければならなかったりと、本業に影響が出てしまうケースが多々ありました。

本来、副業は本業に支障のきたさない範囲で行うべきですので、時間的な拘束やノルマがあるものは副業には向いていないと言えます。その点、「UberEATSの配達員」は、働く時間を自分自身で好きな時間に設定することができますので、本業に支障をきたさず、働くことができます

働き方

「UberEATSの配達員」になるためには、煩わしい面接などは一切ありません。「UberEATSの配達員」として働く場合は、以下の手順で配達員としての登録を行います。

① UberEATS(https://www.uber.com/ja-JP/drive/delivery/)の画面右上、「ドライバーとして登録する」をクリックします。
② 表示された画面で、新規アカウントを作成します。
③ パートナーセンターで登録手続きを行います。
④ パートナーセンターで説明を受け(30分程度)、配達バックを受け取ります。
⑤ スマホに「Uber Driver」というアプリをインストールします。

以上で、「UberEATSの配達員」として、働く準備は完了です。この後は、「Uber Driver」アプリを起動すると、近隣のレストランから配達依頼が来ることになります。
つまり、「UberEATSの配達員」として働きたい時間は、「Uber Driver」アプリを起動しておき、働けない時間は「Uber Driver」アプリを終了させることで、働く時間を自分で調節することができるのです。

報酬

「UberEATSの配達員」の報酬は、定額ではなく歩合制になります。つまり、アプリを起動している時間は関係なく、実際に配達を行った件数で報酬が決まることになります。「Uber EATSの配達員」の報酬体系は、以下のようになっています。

①レストランから商品を受け取る
300円
②お客様に商品を受け渡す
170円
③移動した距離
1㎞ごとに150円

そのため、1件配達すると、少なくとも商品の受け取りで300円、お客様へお届けして170円、最低距離の1㎞以内で150円となり、620円は収入を得ることができます。

さらに、忙しい時間帯の場合はブーストと呼ばれる特別手当がつく場合があります。ブーストは、地域によって1.1倍~1.5倍となります。例えば、このブーストがつく時間帯に、5㎞先のお客様までお届けする場合はブーストが1.3倍だとすると、商品の受け取り300円、お客様へのお届け170円、移動距離5㎞で750円となりますので、基本報酬が920円、それに1.3倍のブーストが付きますので、1,196円が報酬となります。

ただし、「UberEATSの配達員」は、報酬からサービス手数料として35%が引かれます。そのため、最低限の620円であれば、217円が手数料として引かれますので手取りは403円となります。上記ブーストの例では、1,196円に418円の手数料が発生しますので、手取りは777円となります。

どの程度稼げるのか?

「UberEATSの配達員」がもらえる報酬は、働く時間帯や交通手段によって大きく異なります。同じ時間働いたとしても、自転車とバイクでは移動範囲が大きく異なりますし、移動時間にも差が生じます。「UberEATSの配達員」の報酬体系が、1件当たりの件数で、かつ移動距離による累進となっている関係上、自転車よりもバイクを使用する方が稼ぐことができます。

また、働く時間によっても報酬が大きく異なります。夕食時などは注文が多い時間帯であるため、依頼そのものが多いため待ちぼうけになることが少ないうえに、ブーストを狙うことができます。逆に昼過ぎや夜間といったあまり食事をとる方が多くない時間帯では、ブーストを狙えないのはもとより、依頼そのものがなかなか来ないというケースもあり得ます。そうなると、待機しているだけで報酬は1円ももらえないという状態になってしまいます。

実際の「UberEATSの配達員」の報酬は、1件当たり平均1,000円(手数料除く)といわれています。また、1時間で1件しか配達ができないというケースはまれで、1時間で複数件まわることができるため、だいたい時給に換算すると、1,500円程度が平均といわれています

利用可能エリア

UberEATSの利用・配達が可能エリアは、東京では23区・横浜は横浜駅周辺になります。中でも渋谷新宿恵比寿中目黒表参道六本木新橋麻布十番赤坂池袋横浜はUberEATSの利用において中心のエリアとなります。このエリアでは注文数が多いため、配達員としてはより稼げるチャンスがあります。

東京での利用可能エリア

2016年に渋谷区と港区で始まったUberEATSですが、2017年末には23区ほぼ全域での利用が可能となりました。

横浜での利用可能エリア

横浜では横浜駅周辺(西区・南区・中区・保土ヶ谷区・神奈川区・港北区・磯子区)となります。

注意点

「UberEATSの配達員」を行う上で最も注意しなければならないのは、交通事故です。「UberEATSの配達員」は、荷物を運ぶという仕事上、どうしても交通事故はつきものですが、「UberEATSの配達員」として配達中に事故に遭ったとしても、Uber Japanからは事故に関する補償等は一切受けることができません。そのため、自転車保険やバイク保険に加入しておくと安心です

他にも、配達中に配達している料理などがこぼれてしまう場合がありますが、この場合は、お客様に受け取ってもらえませんので報酬が下がってしまいます。また、こぼれないにしても、料理が偏ってしまうだけで受け取ってもらえない可能性が高くなりますので、その点も注意が必要です。

また、バイクを使用する場合、ガソリン代は自己負担となります。その分、自転車よりも速く、遠くまで運ぶことができますので、必要経費としてあきらめるか、最初から自転車を使用するか、よく考える必要があります。

このように、働き方を工夫すると、時給1,500円以上稼ぐことも可能な「UberEATSの配達員」は副業としての働き方としては持ってこいだと思います。注意すべき点はしっかり注意することで、デメリットなく働くことができるおすすめの副業といえます。

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都内のIT系企業に勤めながら副業でライターをやっています。 趣味は始めたばかりのゴルフ。

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東京のベンチャー企業で働くアラサー男子です。好きなものは音楽とウーロンハイ。今を生き抜くためのカギ、“副業”についてのアレコレを発信していきます。