AIを支える人間の時給は200円?手書きの文字を集める副業とは?

副業

手書きの文字を集める副業と聞いて、皆さんは「なんでこれが仕事になるんだろう、何に使うんだろう」と思いませんでしたか?

僕も何に使うのかわからなかったのですが、手書きの文字を読み取る機械の精度を上げるために使われるそうですよ。今後もこういったAI学習向けの案件は増えていくのではないでしょうか?仕事内容は簡単そうに聞こえますが、実はかなり大変だったみたいです。

実際にどのような仕事内容だったのか手書きの文字を集める副業を経験した方にインタビューしました。

手書きの文字を集める副業をすることになった経緯

–この副業をするきっかけはなんだったのでしょうか?

きっかけは、クラウドソーシングサイトの「クラウドワークス」でお仕事を発見したことでした。

契約ページ自体は、もう削除されているみたいなんですが、
小学生~高齢者まで年齢は問わず、手書きの文字を集めるというものでした。

残っていた情報だと、

  • 黒色ボールペンで6521文字(消せるボールペンもOK)
  • 報酬は6000円(手数料、印刷代、送料を引くと実際は4000円程度)

でした。

 

–そうなんですね。なんのために手書きの文字を集めていたのでしょうか?

たぶんやりとりしていたのは仲介業者だったと思うので、企業についてはあまり詳しいことがわかりません。集めていた理由は、機械の名称まではわかりませんが「手書き文字読み取り機械の精度向上のため」とのことでした。

 

–なるほど!今流行りのAI学習とかに使うのかもしれませんね。

詳しい仕事内容

–具体的に仕事内容はどのような感じだったのでしょうか?

ひらがな、かたかなは全部と、後は漢字ですね。普段使わないような漢字も多かったです。辞書に載っている漢字すべてだったのかもしれません。
用紙はフォーマットをこちらがダウンロードして、印刷し手書きで書いていくという形でした。描き終えたら指定の宛先に郵送します。報酬は一件6,000円でしたが、実際は手数料、印刷代、送料を引くと4000円程度しか残りませんでした。
書いてもらう人は身近な方から集めていました。「1アカウント5人まで」の規定があったので、自分、家族、職場の方やご近所さんにご協力いただき、5人分集めましたね。

 

–文字数も6,521文字と多いですし、さらに漢字まであると相当時間かかりませんか?

予想以上に、掛かりましたねー。私でも17時間、父はその倍くらい掛かったと言ってました…。(もっと簡単かと、思っていたのですが。)

早い人でも時給にすると”4,000円÷17時間=約235円

(※念のためぼかしてあります)

こういった用紙が全部で49枚ありました。最初はひらがなやカタカナで簡単なのですが、徐々に画数が増えていくんですよねー。あと、別件ですけど、音声を集める仕事とか、写真を集める仕事、チャットの会話文を集める仕事なんかもあります。こういったAI学習向けの案件が、今後増えていくのかなと思います。

 

–49枚もあったんですね。時給にすると割に合わないですね。

主に、パソコンのできない高齢者とかに頼んでいました。
儲けは、協力してくれた方にそのまま還元していたので、実質はボランティアのお仕事仲介みたいな感じですね。

 

–そうだったんですか、仕事をしてくれた家族やご近所さんの反応ってどうでした?

やはり最初は「在宅で仕事ができるのは嬉しい」だったんですけど、やってみたら「思った以上に時間が掛かって辛かった」と…申し訳ないです。

 

–作業量がすごいですもんね…この仕事をやってよかったことってありますか?

そうですねー。「TVを見ながら書いてた」という方もいて、みなさん「紹介してくれてありがとう」とは言ってくれました。
私はクラウドソーシング(ネット上)でお仕事を探しますが、それができない方々からすれば、「パソコンを使わずにできる仕事があればまた紹介してほしい」とも言われています。

 

–そうなんですね。ただ、普通にクラウドワークスなどで副業をされている方にとってはあまり割のいい副業ではなかったのかなという印象です。

うーーーん。おっしゃる通りですね!だけど、ネットが使えない人でもこういうお仕事を求めている方々はいらして、そこを今後どうやって繋いでいけばいいのかな?とは思いました…。

 

–逆にこの仕事をして悪かったことはありますか?

この仕事に限って言えば、作業時間を見誤っていました!利き腕もしんどかったです!

 

–また同じような仕事があったらやりたいと思いますか?

うーん、手書きバイト、最初は「美味しい!」と思ったんですけども…
ちょっと時間が掛かりすぎたので、そういう面も見極められるようになりたいですね!文字数と金額次第では、たまにやるのなら楽しいと思います。

 

手書きの文字を集める副業まとめ

話を伺う前のイメージでは街頭アンケートのようにいろんな人に声をかけて軽く文字を書いてもらって集めるのかと思っていましたが、実際は1人につき6,521文字も書いてもらうかなり大変な仕事でした。

がっつり稼げる仕事ではないかもしれませんが、パソコンを使わずにできるので、パソコン操作のできないお年寄りなどにお願いすると喜んでもらえるかもしれませんね。今回のインタビューを見て「やりたい!」と思った方はあまりいないと思いますが、皆さんもクラウドソーシングサイトをのぞいてみるとこういった仕事が見つかるかもしれませんよ。興味が湧いた人はぜひ見てみてください!

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東京のベンチャー企業で働くアラサー男子です。好きなものは音楽とウーロンハイ。今を生き抜くためのカギ、“副業”についてのアレコレを発信していきます。